病院、警察署、大型スーパーなど、停電時も電力を絶やしてはいけない施設に「非常用発電機」を納入し、施工管理までを一貫して行う四国機電産業の営業工事部。今回は、愛媛の土地柄に惚れ込んで移住し、入社4年目を迎える古川飛鳥さんに、未経験から現場を任されるまでの成長プロセスや、地域を守る仕事のやりがいについて聞きました。
「エンジンで地域を支える」に惹かれて。異業種転職者が知った、「置くだけじゃない」現場の奥深さ

――これまでの経歴と、四国機電産業に入社した経緯を教えてください。
前職は、養殖魚の餌を販売する営業職で全国を回っていました。愛媛の営業所に配属された際、海や自然の豊かさと住みやすさにすっかり惚れ込みました。
転職を考えたのは、元々車が好きで、エンジンの仕組みなどに興味があったからです。愛媛が好きなので、愛媛で転職先を探しました。前職でも船のエンジンなどを身近に見ていたこともあり、最初は自動車業界をみていたのですが、四国機電産業を知り、「エンジンを使って発電し、地域の人々を支える仕事があるのか」と、その社会的な意義に惹かれて入社を決めました。
――異業種からの転職でしたが、入社前と入社後でギャップはありましたか?
正直、最初は「発電機って、指定の場所にポンと置くだけじゃないの」と考えていました。しかしもちろん実際は綿密な工事が必要です。私のいる営業工事部では、納入から施工までを請け負いますから、電気の線を繋ぐのはもちろん、燃料タンクから配管を引っ張ってきたり、他の設備と連動させるための信号線のやり取りをしたりと、さまざまな工事が複雑に絡み合っていることに一番驚きましたね。
最初の2年は現場経験。「なぜ?」と問いを立てる姿勢が成長のカギ

――未経験からのスタートで、どのように知識やスキルを身につけていったのでしょうか?
入社して最初の2年ほどは、現場の施工管理を中心に経験を積ませてもらいました。先輩社員に同行して、図面の読み方や職人さんとのコミュニケーション、一連の工事の流れを現場で直接学んでいきました。
並行して資格取得にも挑戦し、会社から教材費や受験費用のサポートを受けて「第二種電気工事士」を取得しました。仕事が終わった後に勉強するのは大変でしたが、現場でベースとなる知識に触れているので実務と結びつきやすく、1〜2か月集中して勉強すれば、未経験からでも十分に合格できると思います。
――現場の専門用語や図面の理解などで、壁にぶつかったことはありませんでしたか?
わからないことだらけでしたが、根気強く調べたり、先輩に聞いたりして乗り越えました。ただ「わかりません」と聞くのではなく、「図面ではこうなっていますが、なぜこの配管ルートになるんですか?」「なぜこの設備が必要なんですか?」と、自分なりに「なぜ?」と疑問を持ち、根拠を持って質問するようにしていました。常に問いを立てて仕事に向き合ってきたことが、早く知識を吸収できた一番の理由だと思います。
現場のリアルを知るからこそできる「ベストな提案」とトラブル対策
――入社4年目の現在、各業務の割合はどれくらいですか?
時期にもよりますが、通年でみると現場での施工管理が約7割、図面作成,・届出資料作成といったデスクワークや調査打合せなどの仕事が約3割という割合です。
当社の営業は「飛び込みで売り込む」ことは少なく、サブコン会社や電材会社からの引き合いが多くを占めます。依頼をいただいたら、まずは現地調査。「何を動かしたいのか」「必要な電力容量はどのくらいか」「配管を通すスペースはあるか」を現場の目線で細かく確認します。特に既設の発電機を新しいものに更新する工事は難易度が高く、「図面と全然違う」「新しい発電機を回したのに、連動する設備が動かない」という想定外のトラブルが起こりやすいんです。
例えば、現地調査のなかで、図面には記載のない特殊な信号線が必要なことが判明するケースなどは少なくありません。「渡された図面通りに納入すれば良いや」というスタンスだったら、工事の当日に大トラブルになっていたでしょう。現場のリアルを知っているからこそ、事前の入念な確認や段取りができ、お客様に安全な提案ができるのだと感じています。
――仕事の責任感ややりがいについてどう感じていますか?
非常用発電機は、災害時に「何事もなかったかのように、しれっと回っている」のが一番の正解です。ですから、直接お客様から「回って助かったよ」と言われる機会は少ないのですが、車で街を走っているときに、自分が携わった施設を見て「バックアップ電源があるから、万が一のときも安心だな」と心の中で密かに誇らしく思える。それがこの仕事ならではのやりがいです。
――愛媛県内における非常用発電設備の納入シェアが約8割にのぼる年もあると伺いました。選ばれる理由は何だと思いますか?
金額面もありますが、一番は「誠実さとレスポンスの速さ」だと思います。お客様からの問い合わせに対するスピーディな回答や、現場で何かあったときの迅速な対応、そしてトラブルを起こさない丁寧な事前段取り。そうした日々の積み重ねが評価され、他社様から切り替えていただいたお客様から「四国機電産業さんにお願いして本当に良かった」と言っていただいたこともあります。
フラットな社風で目指す「現場のプロフェッショナル」

――会社の雰囲気や、働きやすさについて教えてください。
工事部・保守部ともに若い年代の社員が多く、仕事でもプライベートでもコミュニケーションが取りやすい雰囲気です。社長や部長も、若手社員に気を配ってフラットに接してくれるので、本当に意見が言いやすく風通しが良いですね。
官公庁の予算が年度単位で管理されている関係上、11月〜3月ごろは繁忙期になり、年に数回は夜間工事が発生することもありますが、落ち着いている時期は定時で帰って夕方魚釣りに行くなど、プライベートもしっかり充実させられています。最近は会社として育休制度も整備されるなど、長く安心して働ける環境が整ってきています。
※川西社長の記事はこちら
――古川さんの今後の目標と、求職者の方々へのメッセージをお願いします。
直近の目標は、現場の代理人として責任者になるための施工管理系の資格を取得することです。会社としても元請けに近い立場で仕事ができるようになりますし、自分自身のキャリアの幅も広がるので、しっかり腰を据えて挑戦していきたいです。また、後輩も入ってきたので、自分が先輩にしてもらったように「何を聞いても答えてくれる、相談しやすい先輩」でありたいですね。
四国機電産業は、未経験からでも1からインフラのプロフェッショナルを目指せる環境です。指示を待つだけでなく、「なぜこうなるんだろう?」と自ら疑問を持ち、能動的に動ける向上心のある方であれば、大きく成長できるはずです。愛媛、そして四国の「いざというときの安心」を、私たちと一緒につくっていきましょう!